日本には毎年多くの留学生が来ますが その多くは他の先進国では考えられない様な差別的待遇
により 大きなショックを受けています。 それに加えて、家賃の高さ 礼金・敷金・更新料などの特異
な慣習 部屋には家具・家電など生活用品が何も無くすべて買い揃えなくてはならないなど 次々と
ショックを受けることが待ち受けています。
留学生の帰国後の意識調査を 日米で比較すると アメリカでは 帰国後もアメリカに対する好意的
な見方が強いのに対して 日本では 日本に対して否定的な見方をする人の割合が結構あります。
そう これでは「友達の和」を増やして行く事など出来ません。
世界中の人たちと「絆」を結ぼうとする努力をしなければ 平和憲法も絵に書いた餅になってしま
うのです。
京都には 留学生だけでも約3,000人が滞在しています。
京都の留学生の多くは ショックを受ける様な事件に遭いながらも 京都人のやさしさに触れて
京都を好きになってくれる事が多いのですが 残念ながら 留学生が住むアパートには 同郷の留学
生ばかりが集まって住む傾向があり 他国の留学生や日本人学生との交流が 出来ない事が多いの
です。
日本人学生の場合にも 逆のことが言えて 多くの留学生がいながら なかなか知り合いになる
チャンスがつかめないのです。
そこで 私たちは 異国の留学生同士や劉卓生と日本人学生が一緒に生活でき しかも、留学生の
経済的な負担や暮らしに伴う煩わしい諸手続きなどをトータルに軽減するため「国際交流ハウス」の
計画に至りました。
国際交流ハウスには そこに生活する人々に喜んで頂けるだけでなく 留学生の生活支援にもなり
小さなレベルでありながらも 国際交流・世界平和に貢献する事となるのです。
家主様にとっては 今後 厳しい生存競争にさらされる事になる中で 長期的な安定経営に一役を
担うものになりますし、古いものが重宝される事にもなり得るのです。
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