家主や管理会社から「契約更新のご案内」の書類が届くのは業者によって

まちまちですが 中には、契約終了の半年以上前(3月末の契約終了なのに

夏頃に更新案内を送っている)というケースもあるようです。

 契約更新の案内書類では「○月○日までに必着」というような記載がされて

いますが、この締切日(契約更新確認の締切日)が早すぎると「もっと条件の

良い物件が出たなら引越しを考えたい」という人にとっては 返事がしにくい

ものです。

 その上、いったん退去か更新のいずれかの返事をしてしまったら 後から

撤回する事は出来ないのが原則です(もっとも 家主や管理会社が認めて

くれれば問題ありませんが…)

 したがって 締切日の到来時期が早く まだ、次の物件の空室出がてこない

場合には、次のような対策のいずれかを打たなければなりません。

 ・ 家主や管理会社に連絡し、とりあえず素直に「引越しするかも知れない

   ので空室がはっきりする○月○日頃まで返答を待って欲しい」とお願いし

   妥協線を探る(もっとも理想的)

 ・ 家主や管理会社がまったく相手にしてくれない場合には

   「契約書上では、更新するかどうかの返事を○ヶ月前までにすれば良い

   事になっている(はずな)ので、それまでには返事をします」と宣言する。

 ・ 家主や管理会社にはまったく連絡せず 催促をかけてくるまで待ち

   その時に 回答期限の引き延ばしをお願いする(ほめられた対応では

   ありませんが…)

 ・ 回答期限を守り 条件が良い物件の空室が出てくることを期待して待つ。

 ・ 回答期限を守り その時点で住まい探しを行い 契約期間の途中でも

   引越しを考える。